1963年 |
兵庫県生まれ |
1986年 |
京都工芸繊維大学工芸学部住環境学科 卒 |
1988年 |
同大学大学院修士課程 修了 |
1989年 |
株式会社竹中工務店 入社 |
2006年 |
同 退社 |
2007年 |
山田由美建築設計事務所 設立 |
ゼネコンの設計部に在籍し、オフィス、商業施設、住宅など多様なジャンルのプロジェクトの企画提案から詳細設計、設計監理までを一貫して担当する。個人邸の設計を機に、大学時代に学んでいた住環境問題に再度取り組むべく、研究活動と設計活動の両立を目標に2007年独立。住宅設計に主軸をおきながらも、ゼネコン時代の経験をもとに多様なジャンルでの設計活動を展開中。 |
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私は設計においては潜在するプロジェクトごとの固有の課題を掘り起し、その解決の方向を模索することが重要だと考えています。
課題解決の答えは社会情勢、都市や周辺・自然環境といった大きな領域のなかだけでなく、人々の想い、日常の出来事など小さな領域のなかにも潜んでおり、クライアントをはじめプロジェクトメンバーとの対話を通じて見つけ出せるのではないかと思っています。私はその答えを見逃さないよう常にニュートラルな視点でプロジェクトに取り組んでいます。
建築はそれらが建つ場所や時代に影響を及ぼす非常に社会的な側面を持っています。またゼロ・エミッションへと向かう循環型社会を見据えても、地球環境に対し責任を負っていることを自覚し、見つけた答えを建築に投影していく過程では、奇抜なデザインなどあからさまな仕掛を講じなくとも人々から共感と感動を得られる方向を模索してゆきます。
建築は対話から始まり、最終的には3次元空間へと結実します。そのプロセスにおいて常に対話を重視し、クラフト的な姿勢で密度の高い建築を創っていくことを目指しています。 |
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